こんにちは!
江古田まさ動物病院です
最近わんちゃん、ねこちゃんの眼が赤くなっていませんか?今日は眼が赤くなる病気についてお話しします。
眼が赤いときには①眼の表面が赤いのか?②眼の中が赤いのか?を区別する必要があります。なぜなら眼の表面が赤いときと眼の中が赤いときで,原因となる病気が全く異なるからです。
千葉シーサイド動物病院 日下部先生提供
①眼の表面が赤いとき
表面が赤い場合には,結膜炎,強膜炎,角膜のトラブル,ぶどう膜炎,緑内障などの可能性があります。これらの病気を鑑別していくためには,涙液量の測定や,角膜の障害の程度を評価する生体染色(フローレス検査),眼圧検査などが必要になります。
②眼の中が赤いとき
眼の中が赤い場合には,重度のぶどう膜炎,網膜剥離,眼内腫瘍,凝固異常などの可能性があります。眼内出血では,常に視力を失う危険がありますので視覚検査(威嚇瞬目反応,幻惑反射,対光反射)は重要な検査です。眼内出血では眼の中が混濁するために,超音波検査を用いて眼の詳細な構造を評価していきます。また,凝固異常など様々な全身性疾患から眼内出血を引き起こすことも少なくないため,場合によっては全身スクリーニング(血液検査,レントゲン検査,腹部超音波検査など)が必要になることもあります。
眼が赤いなと思った時は様子を見ずにいつでもご相談ください。
Copyright © Ekodamasa animal hospital
All Rights Reserved.