こんにちは!
江古田まさ動物病院です
今回はわんちゃんのお腹のしこり(乳腺腫瘍)についてお話しします。
雌犬において最も一般的な腫瘍の一つで、良性と悪性の比率は50%と50%と言われています。また、悪性腫瘍の50%が転移するほど高い悪性度を示すことが知られています。
治療法としては外科的に摘出することが一般的であり、少数例で補助的化学療法が必要となります。
原因としてホルモンや肥満などいくつかの要因が言われていますが最も強く関与しているのはホルモンと考えられています。
初回発情(生理)前に避妊手術を実施すると、将来の乳腺腫瘍の発生が1/200に低下し、初回発情(生理)後の避妊手術では1/12.5に低下すると報告され、早期避妊手術による予防効果が知られています。
犬の乳腺は基本的には5対あります。たまには触って頂いて「あれ?なにかしこりがあるな」と思ったら病院を受診されたほうがいいと思います。特に早期に避妊手術をしていない雌犬は注意が必要だと思います。外科手術も乳腺を全部取ったり部分的に取ったり腫瘍だけを取ったりと様々ありますのでご相談ください。
乳腺腫瘍の予防という観点からは早期の避妊手術はオススメできると思います。
何かお気づきの点がございましたらいつでもご相談ください!
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