こんにちは!
江古田まさ動物病院です。
だんだん秋の足音が近づいてきている気配が感じられないほど病院の前の桜の木ではセミがたくさん鳴いております・・・
今回は猫の甲状腺機能亢進症についてお話しします。
甲状腺は頸部の気管にくっついている内分泌組織で甲状腺ホルモンとカルシトニンを分泌する臓器です。
甲状腺ホルモンのおもな機能は細胞の代謝を上昇させることです。
カルシトニンは体内のカルシウム濃度を下げる働きをしています。
甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
猫ちゃんに多いです。
主な症状は食欲の増加、食欲の増加があるが体重減少、活発になる、呼吸が速くなるなどがあり、嘔吐や下痢や被毛の光沢が消失したり脱毛したりすることもあり、
心雑音や不整脈を起こすこともあります。
治療としては甲状腺の摘出、内服薬による治療、食事療法などがあります。
高齢の猫ちゃんに多い病気です。
最近よく食べるけど痩せてきたな〜ですとか、怒りっぽくなってきたな〜ですとか、毛がパサパサしてきたな〜・・・
というような症状がありましたら検査してあげた方がいいかもしれません。
また、健康診断の項目に甲状腺のホルモン検査も追加することが可能なので高齢の猫ちゃんは健康診断ついでに調べてあげるのもいいと思います。
何かご不明点、お困りのことがあればいつでもご相談ください。
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